Haute-SavoieはPassy パシーという地域にあるこの1909年に自然保護地域に指定された自然湖(標高1269m)。
最も深い場所で水深9mはあるというこのラック・ヴェール。
そのたぐいまれな透明度から多く人を魅了しています。
そしてこの神秘的な水の色は人々を惹きつけるだけでなく「 1471年に悪魔がその目覚めと共に引き起こした地殻変動からこの湖は出来上がった 」「 長らくこの山々には妖精が住んでいた 」、、、といった類の伝説をも産み出しています。
例えば L'abbé André Vuillermoz アンドレ・ヴィエルモ神父の書いた伝説「 Le chamois blanc et le lac vert 白いカモシカとル・ラック・ヴェール 」の中では 昔々シャモニーの狩人に殺された山の動物達の聖母であった真っ白いカモシカがある満月の日になると再び姿を現し、氷河の奥深くに眠っているエメラルドの色のような緑の涙を流すのを見ることができる、と。そしてその涙がカモシカの体を覆いつくし、この湖の色に反映されるようになった、と。
700mもの高さのあるFizフィッズ山系の岩壁も湖からは見上げることができますし、
またモン・ブランの白い頂きも望むこともできます。
湖を一周する散歩道も設けられていて(15分/周程度)、野生植物や動物を紹介する掲示板をそこかしこに見ながら子供から年配の方まで気軽に楽しめるようになっています。
湖の入り口まで車で来る事も出来ますし、足に自信のある方は SNCF Servozの駅から徒歩で大よそ1時間弱。
もちろん釣りをする事も可能です。
本当に透明な湖なので魚が目の前を通り過ぎるのもこんなにはっきりと見ることができます。
そして大群がいるいる、、、。
しかし、なぜかなかなか針にかかってくれないのですよね。
湖の入り口前には5月~10月までオープンしているレストラン( フランスの人気テレビシリーズの舞台にもなったことがあるそうです )があり、公衆トイレも併設されているので、気軽に一日を通して楽しみに行くことができます。
このレストランのテラスからのモン・ブランの眺めは最高ですよ。
またここから Passy 方面に戻る道がてら Plaine Joux プラン・ジュという所を通りますが、ここの大駐車場、Parapente パラグライダースタート地点のメッカの一つとなっています。
ちょっと足を止めて見てみるのも面白いですよ。
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