シャモニーでの初雪

雪が降っています。

さすがにシャモニーですね。5月も中旬になったというのにこうも間近に雪を見ることが出来るだなんて。

夏でも気温の下がった雨の日の後などに山の頂きに付いた雪を見る事があるのですが。この時期にこんな街中まで『バンバン』に降ってくるのは珍しいですね。

長い長い冬の後にようやく待ちに待った初夏が訪れたと思ったら、一転冬景色。

観光客の中ではきっと「ああ山が見れなくって残念」と思われた方と、「さすがシャモニー、この時期に雪なんて滅多に見られないからラッキー」と思われた方がいらっしゃったのでは。
住人のほとんどはきっと「ああ、もういい加減雪はいらないよ」と思っていたはずですが。

久しぶりに「本当の雪」を見た私たちは大興奮。

私が職場で「うわぁ、結構積もってきているな」とまじまじと窓の外を眺めていた頃、元来人混みの中を歩くのが好きではない彼が、この日ばかりはスキップでもしかけないくらいの上機嫌でそそくさと散歩に出かけて行ったそうです。


かなり積もったとはいえ、この時期の雪なのでもちろんすぐに溶けてしまいました。


ただ山の上の方にはこんな風に翌日にも雪が残っていました。


次の雪はさすがに初冬まで待つことになるかと思いますが。


「 bienvenu (ようこそシャモニーへ)」というメッセージのこもった自然からの私たちへの贈り物だったのではないかと勝手に考えています。