アヌシー湖西岸の小さな町、タロワール(面積25㎞²強、人口1800人弱)。
アヌシー市街から15㎞程離れた場所にあり、やはり人気があるのですが、こちらは静かな高級避暑地という感じ。
印象派の巨匠ポール・セザンヌが好んで滞在したことでも知られています。
彼が1886年の滞在時に描いた対岸の Chateau su Duingt デュアン城はロンドンのコートールド美術館に展示されているそうです。
本当に歩いて10分程で回れてしまうくらいの小さな町で、ショッピングをする所などもないのですが、その分人も格段に少なく、落ち着いて過ごせるのが良いのではないでしょうか。
宿泊先で有名な所といえばこちら。
タロワール市内北西部エリア、マリーナ近くにあるこのホテル、L'Abbaye de Talloires ラ・ベイ・ド・タロワールはセザンヌが滞在したホテルとして(「セザンヌスイート」があるそう)、また俳優のジャン・レノが共同経営者であることでも知られているようです。ちなみに俳優のブルース・ウィルスも滞在したことがあるとのこと。
17世紀の修道院を改修したというこのホテル。趣きがありますよね。
ぜひ泊まってみたいものですが、部屋は最低でも庭園側で144€、湖側で169€はするそうです。
セザンヌやジャン・レノの部屋などになると軽く300€は超えてしまうようですが。
私が昔両親、甥っ子と共に利用させてもらったのはこの Hôtel la villa des Fleurs ラ・ヴィラ・デ・フルール。
当日、夕方、駆け込み、、、等々で大分料金を安くしてもらった記憶があります。
ツイン、レークビュー、バルコニー付きの部屋。
素晴らしい景色を眺めながらバルコニーで取った朝食は格別なものでした。
庭も良く手入れされているのですよね。翌日は甥っ子が駆け回っていましたっけ。
今も同じオーナーなのかは分かりませんが、とても親切な方々でした。お勧めです。
タロワールの見どころの一つに、裏手にそびえる Le Col de la Forclaz フォルクラ峠 があげられます。
この標高1157mからの湖の眺めは本当に素晴らしく一見の価値あり。
またスポーツのメッカでもあり、天気の良いに日はここから飛び立つパラグライダーの数は知れず、、、。
また自転車ロードレースの最高峰、ツール・ド・フランスでも良く利用される峠でもあったりするので、足に自身のある方は試されてみるのも良いかもしれませんよ。
アヌシー同様、遊泳所や水上スポーツを気軽に利用することもできますし、最近では中央写真の様なアドベンチャーパークで性別、年齢を問わずそれぞれの経済状態に合わせた遊びが出来るようにもなっているようです。
しかし、何といってもタロワールの最大の魅力は下の写真の様な景色ですよね。
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