La Pêche à Vallorcine 2ème partie ヴァロルシンヌで魚釣り Part 2

今日は再びヴァロルシンヌで魚釣り。

 

彼が先日発見した新しいスポットに「Kayoが絶対に気に入る場所だよ」と連れて行ってくれました。

 

スイスとフランスとの国境際を流れる川、Barberine バルブリンヌ。

 

この奥には Barrage d'Emmosson エモッソンダム(標高1931mにある人工湖)、Barrage de Barberine  バルブリンダム(1920~1925年建設。高さ79m)、そして1955年から使用されるようになった Barrage de Vieux-Emmosson 旧エモッソンダム(1967~1973年建設。標高2205m)が控えています。

 

ちなみにエモッソンンダムはスイスに位置するのですが、フランスのアルジャンティエール氷河やツール氷河がその源泉の一つであったり、中央センターがフランス側の Châtelard シャトラーに位置したりする為、ここで作られる電力はスイス、フランス半々に供給されているそうです。

 

  Barberine バルブリン

 

この先のダムから流れ落ちてきているBarberine バルブリンヌ 。

というわけで、大小数々の滝が連なり、今ではすっかり Canoyning 渓谷下りのメッカともなっています。

 

* キャニオニング( wikipedia より )

アウトドアスポーツのトレッキング、クライミング、懸垂下降、カヌー、水泳、飛び込みなどの要素を用いて渓谷の中を目的のポイントまで下って行く活動を行なう。

登山の沢登とは逆に渓谷を下っていくことを目的とする。

 

 

天気の良い日には奥の方から キャーキャー、ワーワー と楽しそうな声が響いてきます。

 

色々な会社が取り扱っているようですが、以下は一例。

子供から大人まで、家族連れでも楽しめるので機会があればぜひやってみて下さい。

そういう私も一度もやってみたことはないのですが。そのうちぜひ。

① Barberine キャニオニング 半日コース 60 E / 人 難易度  ( 家族連れ、初心者向け )5 月 ~ 10 月まで
所要時間 2 ~ 2 時間半  距離 1500 m
最大飛び込み高さ 6 m ( 平均 2 ~ 4 m )
懸垂下降、沢滑り有り 

② Barberine キャニオニング 一日コース 95 E / 人 難易度  ( スポーティーな初心者向け ) 6 月 ~ 10 月まで


所領時間 5 ~ 6 時間 ( 初めの1時間15分程はトレッキング )
最大飛び込み高さ 10 m
懸垂下降、沢滑り有り
経験の必要は無いが体力のある方が望ましい


ところで私たちの釣りの結果はというと。

やはり私は0、彼は1匹。

急流ではないのでそう難しくはなかったのですが、やはり経験の差でしょうか。
下の一番目の写真、左奥、こういった所に潜んでいるのは分かっているのですけれども。


それにしてもここの水、物凄く澄んでいますよね。

Barberine と L'Eau Noire ( Aiguilles Rouges エギュィ・ルージュの麓で生まれ Le col des Montets ル・コル・デ・モンテ を下ってくる川 )の交わる場所でこんな現象が見られました。

 

雷雨後の翌日。

右がBarberine、左が L'Eau Noire。
面白いですよね、色の違いがまざまざ。

 

源泉を同じくはしていませんが、L'Eau Noire とシャモニーを流れる L'Arve アルヴ川は大抵同じような水( 色を含め )の状態をしています。 


先日とは打って変わった水の色、流れの L'Eau Noire。
当日だけに限らず、前日までの天候次第で、川の流れ、勢いは突然変わってしまうこともあるので、水遊びをされる方は十分に気を付けて下さい。

こちらも私には今のところ無縁なのですが、ダム横の岩壁でクライミングを楽しむこともできます。


上方、どこからともなく声が聞こえてくると思ったら、岩壁を良く良く見てみて下さい。きっとそこに張り付いている人がいるはずなので。


250m程の高低差。何度は最高で6b+。写真左は有名な Vipere au pied (足にまとわりつくマムシ)ルート。


シャモニーから少し足を延ばして遊んでみるのも良いかもしれませんね。