Les Houches からさらに下ること 9㎞ 余り。
シャモニー谷にある小さな村の一つServoz セルヴォーズ。
総面積13㎞²、人口1000人弱。
但し、こちらもこの30年間で人口が倍になるなど、シャモニーに勤務しているものの、レ・ズッシュにすら住まいを見つけられない人がかなり下りてくるようになっているようです。
標高758m ( ~最も高い場所で2324m ) にある村役場の付近からはこんな景色を見ることができます。
シャモニー、レ・ズッシュとはまた違った山々の景色。
空間を感じます。
この辺りから見られる FIZ 山群の山々は迫力がありながら、どこか優しさも兼ね備えているような。
この辺りには、まだ昔ながらの建物も多く残っていてなんだか心が温まります。
これ、扉に描かれた絵です。
本物かと思ってしまうかも?
良く描かれていますよね。
センスがあります。
標高2060mの Lac d'Anterne アンテルヌ湖 から流れ落ちてきている Le Souay スウェイ渓流。
段々とした岩場が奥のほうまでずっと続いています。
こういった渓流でありがちなキャニオニングがやはり奥の方で良く行われているようですが、鱒の釣れる釣り場としてもアマチュアの間では知られているようです。
という訳で早速挑戦してみたのですが、残念ながらこの日は収穫がありませんでした。
この辺りに来たらぜひ立ち寄ってみて頂きたいのが
「 Gorges de la Diosaz ゴルジュ・ドゥ・ラ・ディオザ ( ディオザ渓谷 )」。
Mont Buet 遠くビュエ山から 14㎞ もの距離を流れ落ちてくるこの渓流。
途中数々の渓流が合流してくる為、雨の後などの水量は圧巻。
http://www.gorgesdeladiosaz.com/default.asp
1871年に物理学者でもあったカザン氏がこの渓谷の美しさに感動し、会社を設立、そして誰もがこの渓谷を楽しめるよう、脇の岩盤に沿って歩道を作り始めたのが始まり。
危険を伴う難しい作業だったにも関わらず、アクシデントも無く4年後の1975年に無事完成に至り、現在では夏のシーズンで1500人以上もの客を集めるセルヴォーズにはなくてはならない観光地となっています。
若干の起伏はあり、水しぶきで滑りやすい個所もあるかと思いますが、ゆっくり歩いて往復1時間30分程のファミリー向けのハイキングコース ( 総距離2,5㎞ ) 。
終始木立に覆われているので真夏でもかなり涼しく、岩盤を落ちる水から出されるマイナスイオンを体にたくさん浴びる事ができます。
開園時間
6,9月 午前9時30分~17時まで
7,8月 午前9時~18時まで
料金
大人 6.5€ / 子供 ( 5~12才 ) 4€ / シニア・ジュニア 5,5€
10名以上の場合は団体料金の適応あり。
園入口はセルヴォーズ内にあり中心地のすぐ近く。国鉄セルヴォーズ駅からも歩いて15分程。
園内にはお土産物屋、軽食店(ピクニックをすることも可能)、そして園入口近くにはミシュラン・ガイドブックでも何度か紹介されたことのある味のしっかりした、それでいて良心的な値段のレストランもあるので車をホテルに置いてゆっくりとした一日を楽しみに来ることができますよ。
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