7月10日(金)
13時-16時 : パラクライミング予選 ( 国立アルペンスキー学校体育館 )
20時-21時 : クライミングワールド・カップ開会式
21時-23時 : 映画上映 ( モン・ブラン広場 )
7月11日(土): モン・ブラン広場
9時-14時 : 男女リード部門予選
15時30分-17時 : 男女スピード部門予選
19時30分-21時 : パラクライミング決勝
21時 : パラクライミング表彰式
21時30分-22時30分 : スピード部門決勝
22時30分 : スピード部門表彰式
7月12日(日): モン・ブラン広場
10時-12時30分 : リード部門準決勝
21時-23時 : リード部門決勝
会場は市内中心にあるモン・ブラン広場。
普段は憩いの、そして週末には市場が開かれている広場もこんな風に利用されています。
町の真ん中にこんな物を造れてしまうのはさすがです。
もちろん観戦料は無し。ちょっと町に出たついでにふらりと寄れてしまうのが良いですね。
こちらも毎年恒例。
大人から子供まで、誰もが気軽に参加できるお試しのクライミングウォールが広場に設けられていました。
スピード部門の予選を観戦。
こんな壁を7~10秒程で、まさに「駆け上って」しまうのですよね。
試技は無し。
競技前に全選手揃って数分間のルートの確認(ブロックの位置を下から見上げて確認する)。
その間に手足を掛ける位置、手足の流れを頭だけでなく体に覚えこませなければいけません。何せ一瞬の間に決着してしまうのですから。
壁を見上げながら揃ってカニのような動きをしている選手たちの姿ははたから見ると面白いのですが、当の本人達は必至ですよね。
人気のあるのはやはりこちらですね。
決勝を見に行ってきたのですが、物凄い人です。道路を挟んだ反対側の広場まで人で一杯でした。
リード部門(以下Wikipediaより)。
12m以上の高さを持つオーバーハングした壁を、命綱であるロープで確保された状態で登る競技。
予選、準決勝(定員26名)、決勝(定員8名)の3ラウンドからなり、選手は各ラウンドにおいて一本のルートを一度だけトライできます。
たった一度でも墜落したり反則行為があったりした場合、また制限時間を超過した場合にはその時点競技中止となり、それまでに達した最高到達点がその選手の成績をなります。
競技時間数分の中で力を限界まで絞り出すところとむしろ軽く流すところ、そしてあえて進まないで休むところなどの見極めが必要となる、頭と身体を使う競技です。
男子リード部門 左から
優勝 ラモン・ジュリアン(スペイン) 第4戦(全8戦)までで現在総合8位。小さい体で飛ぶように登っていく姿が人気。
2位 アダム・オンドラ(チェコ) 同3位。異性人と呼ばれる。
3位 セバスチャン・ハレンケ(ドイツ) 同6位。今大会のアウトサイダー。パンクの髪が特徴。
女子リード部門 左から
優勝 ミナ・マルコヴィッチ(スロベニア) 同総合首位。4大会中3大会で優勝と圧倒的な強さ。
2位 ヤンヤ・ガンブレッド(スロベニア) 4戦中2戦に参加。同6位(2大会で2位の新星)。重力を感じさせない登り。
3位 ジェシカ・ピルツ(オーストリア) 同2位。
埼玉県川口市出身の19歳、尾上彩選手は見事決勝に進出。8位でした(写真左)。
また昨年この大会で優勝した韓国のキム・ジャイン選手はとても美しいクライミングフォーム(写真中央)。
この日は最後の最後で落ちてしまい5位に終わってしまいましたが、現在総合3位。
昨年男子優勝の安間佐千選手が参加していなかったのが残念でしたが、現在総合首位を走るのはなんとフランスはコルマール出身、24歳 ゴチエ・スぺ―選手(写真右)。
総合2位はこれまたフランス、そしてシャモニー在住の32歳 ロマン・デグランジュ選手。
この後残された4戦でも頑張ってもらいたいものです。
そして今大会のもう一つの目玉はパラクライミング。
やはりここシャモニーで開催された昨年のヨーロッパ選手権からさらにレベルアップした今年のワールド・カップ。
片足切断、視覚障害、神経障害と皆それぞれのハンディを克服しながら登っていく姿には1万人以上も集まった観客からは驚嘆の声があちらこちらで上がり、彼らの情熱、そして生きる力に皆感動し、惜しみない拍手が送られていました。
また来年、楽しみに待っています。
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