シャモニーでの憩いの場所の一つがこの Lac des Gaillands ガイヤン湖。
バスも鉄道も停まるので便利ですが、市の中心地から2km程なのでモンブラン山系を横目にゆっくり歩いてきてみても良いのではないでしょうか(30分弱)。
自然の岩場でクライミングが出来たり、最近では隣接する森にアスレチック場も造られているので夏には家族連れを中心に多くの人達で賑わっています。
もちろん湖畔でゆっくりピクニックや釣りに興じてみるのも一つの手です。
シャモニー市内から Route des Gaillands ガイヤン通りを左手にモンブラン山系、右手にブレバンを眺めながらひたすら真っ直ぐ進むだけ。
湖近くなってくると、左手に懐かしい建物が見えてきました。
そう、以前に私達が住んでいたアパート。
この3階の左手前がそれ。
屋根裏部屋の天窓から天気の良い日はよく布団を干していましたっけ。
景観にうるさいフランスですが、高い建物が周りに無いので誰からも見られずとがめられることはありませんでした。
当時は常時住んでいるのが建物全体で3世帯しかいなくとても静かに暮らすことが出来ていたのですけれども、今はどうなっているのでしょうか。
右がガイヤン通りですが、交通量が比較的多いので、徒歩の場合はこちら左の道を利用した方が良いかもしれませんね。
もちろんこの道も真っ直ぐシャモニー中心地まで続いていますのでご心配なく。
若干の上り下りはありますが、大通りとはまた違った角度からの景色を楽しむことができますし、「こんな家に住めたら、、、」という様な大きな、大きな Chalets シャレ (山小屋風の家) を道々見る事ができます。
どれもこれも1億円は軽く越してしまう物件。残念ながらとても手に入るものではありませんが、、、。
イギリス人の所有者が多いのでイングリッシュ通りなどとも呼ばれています。
Source des Crétets クレテット水源
この別名「イングリッシュ通り」を通る際にはぜひペットボトルか水筒などを持参して下さい。
シャモニー近郊はさすがに山岳地帯、至る所に湧き水(飲料可能)が出ていますが、この通りの中間程の地点にある「クレテット水源」の水はどんなに重くなってもくんでいく価値あり。
この辺りで一番美味しい水と言われています。
確かにまろやかで、料理に利用しても味が格段に良くなるので遠くからくみに来る人も多いようです。
1825年から利用されているこの水源。
この地域の文化遺産として、皆がいつまでも美味しい水を飲めるようにと、地域協会が管理、維持を行っているので、利用される際には横に設置されている募金箱に気持ち程度でも入れてあげると良いかと思います。
こんな物も発見!! アーティストですね。 周りの自然と物凄くマッチしています。
そしてガイヤン湖。
湖の反対側からはクライマー達に愛され、利用されている岩壁を正面に見ることができます。
「モンブランを写す鏡」などと言われていたこの湖、最近はなかなか掃除をしていないようなので、藻が底一面に生え、濁ってしまっているのが残念。それでも水のある風景というは良いものですね。
ここでは鱒釣りも出来るのですが、人馴れしてしまっているのかこれがなかなか、、、。
課外授業で先生と共にやって来る子供たちも沢山。羨ましいですよね、小さい頃からこんな風に自然と付き合えるのって。
そしてこれが2013年に開業されたアスレチックパーク。
さすがにこの一帯を仕切る(言い方が悪いかもしれませんが、、、)カンパニーユ・デ・ギッド・ド・シャモニー(シャモニーガイド協会)の運営。安全性、そしてアミューズメント性もしっかり考え造られていますね。
市内近く、ピクニックも出来れば、軽食を出してくれる所もあり、近くにはトイレも整備されていて利用者には嬉しい限り。
利用料金は3歳~7歳までが8€、親の同伴が必要な子供が17€、その他子供が22€、18歳からの大人が25€。
と、こんな風にひとそれぞれに様々な楽しみが待っているガイヤン湖で一日ゆっくり過ごしてみるのもいかがでしょうか。
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