スーパーやマルシェ( 市場 )に出回り始めたので、そろそろこの辺りでも見つけられるのではないかと girolle ジロル(アンズダケ)狩りに行ってきました。
アンズ( アプリコット )の香りを持つことからアンズタケと呼ばれるこのキノコ( この香りは乾燥させるとさらに強くなるそうです )。
以下 Wikipedia より。
夏から秋にかけて各種林内の地上に発生する。
群生または散生し、しばしば菌輪を描く。
傘は円形から不正円形で漏斗型、傘径は2〜8cmで、周囲は波打つ。
表面は鮮やかな黄色から橙色で粘性は無く平滑。
柄の長さは3〜10cmで傘と同色または傘よりは淡い色、中実で下に向かって細まる。
根本は白色の綿毛上菌糸で覆われている。
ひだはいわゆるしわひだで柄に垂生する。しばしば交差、合流、分岐し、連絡脈も多数ある。
アンズのような香りと胡椒のようなピリッとした味で、こちらではオムレツやギャレット(蕎麦粉のクレープ)、マリネや肉類のソースなどに多く利用されていますが、バターやオイルでソテーしただけでも十分その味を堪能できます。
茸類とあって、セシウム137などの放射性重金属を蓄積しやすい性質があり、チェルノブイリ原発事故の影響によって放射能汚染された輸入アンズタケが積み戻し処分になった事例もあるそうですけれども。
また、毒性とは無関係ですが消化が悪いので、食べ過ぎには注意した方が良いそうです。
ジロル茸は湿り気のある場所を好むので苔の中や岩場の隙間などを良く覗いてみて下さい。
橙色と目立つ色をしているとは言え、最初の一つを見つけるまで大分と苦労するかもしれませんが、一つ見つかれば後は比較的簡単。群生している事が多いので近辺をじっくり探してみて下さい。
採集の際には根っこの部分を切り落とし、出来るだけ土を取り除くようにした方が後が楽です。
調理の際には傘や特にひだの部分に付いてしまっている小枝や土を、香りや味が落ちてしまうので出来るだけ水洗いは避け、手ぬぐいや小ナイフ、出来れば刷毛などで丁寧に落とすようにして下さい。
ひだの部分に虫が付いていることもありますので一つ一つ丁寧に。
キノコ狩りでは正確な知識を持つ事が不可欠です。
命に係ることにもなりますので。
左の写真、ジロル茸に似ていますが( その名も fausse girolle 偽ジロル茸 )こちらは毒性があります。
ひだがジロル茸より密集しているのが大きな特徴。
傘は固めで中央部分が深い橙色、根っこの部分の色も違い、やはり固めで細い。
慣れていないと見分けがつかないかもしれないので、十分に気を付けて下さい。
どうにも判別出来ない時には薬局に持って行くと良いです。食用か、毒性があるか等々教えてくれます。
写真 1 : 壊れた木道が修復されていました。
写真 2 : こちらの橋は逆に( 恐らく最近の大雨で )流されてしまっていました(写真は5~6年前の物)。
この向こう側にジロル茸のスポットがあるので、仕方なく靴を脱いで川渡り。水が物凄く冷たかったです。
写真 3 : 登山道から外れたこんな斜面の中にも入って行ったり。
写真 4 : とてもきれいなキノコを発見。もちろん食べられませんけれども。
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