Renouvellement de Passeport パスポート申請


10年もの間、何度もフランスと日本を行き来する際にお供をしてくれたパスポートの有効期限が今月末で切れてしまうことに気づきました。

フランスで申請をするのは初めてなので、果たして必要書類は手元にあるのだろうか等々少しばかり心配だったのですが、大使館・領事館の方々が丁寧に教えてくれました。詳細は以下の通り。

申請可能な条件


1.  旅券の残り有効期限が1年未満になった場合

(但し、旧旅券(非MRP旅券、MRP旅券)から IC旅券への 切り替えは有効期限に関係なく切り替え可能)
2.  記載事項に変更があった場合
3.  出生した子供の旅券を初めて申請する場合

4.  旅券の査証欄に余白が無くなった場合 


※査証欄増補は1回しか認めらない。



必要書類


1. 一般旅券発給申請書(来館時に記入)

※20歳以上は10年用と5年用の選択制、20歳未満は5年用のみ。

2. 現在所持旅券6ヶ月以内に発行の戸籍謄本(抄本)

※有効な旅券を所持し、記載事項に変更がない場合は、原則として戸籍を省略することができる。

3. 写真1枚(カラー・白黒どちらでも可)

※縦4.5cm×横3.5cm、6ヶ月以内に撮影したもの。

4. フランス滞在許可証(提示)



所要日数 : 1週間

手数料 : 114€( 138CHF )

但し、皆が皆そう簡単に大使館や領事館に行けるとも限らないので、以下の様な対応もしてくれます。

遠隔地に在住する在留邦人に対する旅券の郵便による事前申請 』

 

送付されてきた(電話にて請求)「一般旅券発給申請書」を記載例に沿って記入後、以下の書類と共に事務所まで返送する。

 

・ 一般旅券発給申請書一部 : すべての該当項目を必ず黒インクを使用して記入する(裏面も忘れずに)。

・ パスポート用写真 サイズ 4.5㎝×3.5㎝ : 一枚

・ 現行日本国旅券(身分事項ページ)と滞在許可証のコピー

・ 遠隔地申請の際の同意書(送付されてくる)

 

必要書類が揃い次第、事務所まで送付(A4封筒・折り曲げ厳禁)。

申請書類が事務所に届いてから最短で約10日以降に新旅券交付可能。

同意書に自分で記載した「申請・交付予定日」に間に合うように旅券の準備がされるので、万一予定日に出頭できない事情が発生した場合には、遅くとも出頭予定日の前々日(休日は除く)までに電話にて連絡をいれること。

 

受領日当日は本人確認が行われるので、現行旅券及び滞在許可証等、必要書類の原本を必ず持参する。

 

手数料は、10年有効旅券が114ユーロ。

受領日当日、現金で釣りの無いように準備する(小切手、クレジットカードでの支払いは受け付けない)。


但し、受け取りは必ず「本人が行く」必要があり、シャモニーからリヨンまでは車だと片道2時間30分 ( 走行距離230㎞ ) 。

料金は電車のそれと比べると( 100€以上、所要時間も4時間ほど )半分くらいで済むのですが、長距離、長時間運転を私の彼に頼むのも気が引け、頭を悩ましていました。

 

と、シャモニーの場合は在留国は違うけれどもリヨンよりも近いジュネーヴ(スイス)で申請可能だという情報を入手。

こちらは車で一時間弱。ドライブ感覚で行けるので大助かり。

駅を出て、左手に真っすぐ進むのみ。徒歩で10分ほど。


この「80-82」と書かれた場所を入っていった(建物一階にはビリヤード場や雰囲気の良いバーが入っています)一番奥左手に扉があり、インターホンを押して中に入れてもらうシステム。


3枚目は領事館を出た所、駅方面の景色。この通りでは駅前以外では銀行や両替所は見つけられなかったので注意して下さい。


ちなみに領事館の方々はとても親切でした。

また、近隣の町に出張サービスを行っている時もあるので、在フランス日本国大使館のホームページにて確認してみると良いかと思います。

 

 

そして今回私の場合がそうだったのですが、仮の滞在許可証(居住地の変更があった為)でも申請は可能だそうです。

 

 

いずれの場合にしても、こちらでパスポートを申請するには在留届の提出が必要です(フランスに住居を決め、3カ月以上滞在する場合には提出の必要あり)。

 

大使館(領事館)の窓口で在留届用紙を入手するか、インターネットでダウンロードするか、或いは大使館領事部宛に返信用封筒を添えて請求すれば郵送してくれます。

その他、インターネットから「在留届電子届出システム」を利用して提出する方法もあります。

 

 

そしてこの在留届、またまた私の場合ですが、、、。

 

以前のロワールアトランティック県の管轄地「在フランス日本国大使館」に在留届が提出されていた為、一時帰国扱いにし、そこから再び入国届をオート・サヴォワ県の管轄地「在リヨン出張駐在官事務所」に提出する必要がありました。

電話をすると親切に説明してくれ、簡単に手続きを(帰国届は電話一本で、入国届はインターネットにて)行うことができましたけれども、やらなければいけないことがなんだかんだ色々ありますね。



まあ無事に期限が切れてしまう前に新しい( IDチュップ付き )パスポートを取得することが出来たのでよしとしましょう。