2016年度フリーライドワールドツアーの注目株と言ったらやはりこの人でしょう。
Jonathan CHARLET ジョナタン・シャルレ
2011年度からフリーライドワールドツアーに参戦。
翌2012年には既にシャモニーとスイス・ヴェルビエーでの最終戦で優勝を飾り、総合優勝を成し遂げています。
昨年度は向かうところ敵無しといったところでしょうか。
5戦中3戦で優勝し、やはり総合優勝を手にしています。
なかでも彼の地元シャモニー(そう、シャモニーヤーなのです!!)、そして最高難度とも言われるヴェルビエーでの優勝回数の多さは特筆すべきもの。
彼の柔らかいながらも匹敵する者のいない確実なテクニック、そして自然に流れる様なライン取り。この2度目の総合優勝で( フランスにはスノーボードで総合優勝を3度果たした Xavier de le Rue ザビエ・ドゥ・ル・リュ という人もいますが )名声を確実なものにしたことでしょう。
彼のそのヴェルビエーでの滑り、ぜひ見てみて下さい。
そしてこちらは若手の注目株。
Christophe CHARLET クリストフ・シャルレ 24歳
残念ながらFWQで良いところまで行ったのですが(総合4位)、2016年度のFWT参加資格を得られることは出来ませんでした。
但し、地元開催のワイルドカードを利用してシャモニーでの大会に参戦するのは間違いないでしょう(そう、やはり彼もシャモニヤー!!)。
実は彼、2014年大会でやはりワイルドカードにて参戦したのですが、なんと見事にFWT常連処の選手を抑えて表彰台の3番目に上っているのです。
ボーダークロスをしていたお兄さんに連れられ、9歳からスノーボードを始めた彼。
その後フリースタイル系へと進んでいくのですが、2009年には巻き込まれた雪崩の中に35分もの間閉じ込められ、生死をさまよう事故を起こしたとか。
それでもスノーボードが好きなんですね。そんなアクシデントがあったとは思えないほど、今でも急斜面を果敢に攻めていっています。
そしてこれが2014年シャモニー大会で3位になった時の滑りです。
名前を見てあれっ、と思われた方もいるかと思いますが。
そう、彼らは従兄弟です。
シャモニヤーと書きましたが、実際にはアルジャンティエールというシャモニーから10㎞弱ほどの所にある町の出身。
二人とも物静かな、好青年です。
私の彼は個人的に、特にクリストフと親しくしていて今冬も既に何度も一緒にスノーボードをしに出かけて行っています。
「やはりレベルが違うよ、、、」とは彼の弁。
以下は慣らしで滑りに行った時の写真( クリストフ )。慣らし、、、です。
そしてもう一人、忘れてはならないシャモニヤーが彼。
Aurélien Ducroz オーレリアン・デュクロ
ジャンプで3度のナショナルチャンピオンの経験を持つ彼。
その後スノーボードを経てフリースタイルスキーに転向するのですが。
2009年と2011年にFWTで総合優勝。(ヴェルビエー大会では3回の優勝を誇る)。
そして昨年度は怪我の為5戦中3戦にしか参加できなかったのですが、それでも最大難関のヴェルビエーで優勝してしまうのは、やはり力のある彼だからこそなのでしょう。
このヴェルビエーでの4回の優勝は史上最多。
近年はガイド業に力を入れている彼ですが、それでも世界に誇るスキー技術の健在ぶりを必ず見せてくれるはずです。
これが、4回目の優勝となったヴェルビエーでの滑り。
雪が降らずにシャモニーでの大会が中止となった(イタリア・クールマイヤーに変更)過去がありますが、選手の為にも、そしてこの大会を楽しみにしている人の為にもぜひとも予報通りこの年末、年始に降雪がある事を願わずにはいられません。
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